それ、開発しないほうがいいですよ

うちの会社が開発会社なのと会社名からちょいちょいサービス立ち上げの相談を受けます。そこでどういったサービスを立ち上げるのかなど色々お伺いしていくんですが、結構な確率でお断りすることが多いんですね。その際に

 

「それ、開発しないほうがいいですよ」

 

と伝えさせてもらってます。うちは開発会社なので、仕事として請けたほうがメリットも大きいんですが、多分結果誰も幸せにならないだろうなーと思って止めさせてもらってます。

割と同じような話を何回もさせてもらっているので、今回は改めてまとめてみたいと思います。

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開発はお金がかかる

まず、ここの認識を持ってもらいたいのですが、開発をはじめてしまうと非常にコストがかかるんです。今時はサービスを立ち上げる場合、ローンチして終わりではなく、継続して改善し続けないと成長しないどころか立ち上がってもきません。ですのでリーンスタートアップにも書かれているように小さく立ち上げて継続して開発を続けるんですが、外注に頼むにしても発注し続けるのでコストはかかりますし、内製化するにしてもエンジニアの採用は難しいですし、立ち上がってもないサービスをやりたいという人は稀なので採用に至るまでのコストも相当です。

サービスがあっても売れるわけではない

ITではない他業種の出身の方が陥りやすいのが、Webサービスやアプリがあれば売れると思っているというところです。ここは結構いらっしゃるのですが、今は個人でもサービスが作れるくらい敷居は下がっているので、有象無象のサービスが乱立し、日々使われないまま放置されているか終了しています。そういった背景の中でなんの検証も出来ていないサービスがあっても使われないですよね。

ビジネス検証は開発しないでも出来る

じゃあやらないほうがいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、やりたいならやったほうがいいと思います。ただ、派手にサービスを作って満足するだけじゃなく、きちんとビジネスとして成立するか検証してから進めることをオススメします。私がお話を伺う上でお断りさせていただく方は、大抵Problem/Solution Fit(以下PSF)が出来ていません。PSFについてはこの辺りをなんとなく読んでいただければと思うんですが、PSFが出来てない状態で開発を進めてしまうと、失敗→作り直しを繰り返すことになり、上記で書いた開発コストがものすごいかかりますし、作ったエンジニアのテンションもものすごい落ちます。逆にPSFが出来ていればサービス設計も無駄なく出来るので開発コストもかなり抑えられます。

開発しないで出来る検証方法

サービスはスケール以前に立ち上がらないことが多いので、まずは小さくビジネスとして成立するか検証してみましょう。例として自分ならこうやるなという検証方法をいくつか書いてみます。

  • 電話とメールで運用してみる
  • メディアであればWordpressで運用してみる
  • その他代替サービスを組み合わせて運用してみる

上記のような形でまず運用してみることで、実際にどこに運用コストがかかるか、どういったところが課題になるか、そもそも課題や解決方法が適切だったかが見えてくるかと思います。またこれであれば1人でも場合によっては副業からでも始めることが出来ます。

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私も自分がエンジニアで作ろうと思えば作れちゃうんですが、ほとんど作らないところからスタートしてるんですよね(趣味のネタサービスは作りたいから作ってるので別物です)。もしこれからサービスをやりたいと思っている方は、エンジニアを採用しようとか開発をどうしたらいいかから考え始めるのではなく、一度どうやったら開発をしないで検証出来るかを考えてみてください。検証まで出来ていればうちもそうですし、協力してくれる人も増えると思いますよ。

ではでは。


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Ruby on Rails専門のクラウドソーシング「StartupLabo」を運営する株式会社StartupTechnology代表。 ネタ系Webサービス「シャチクのミカタ」、「告白の行方」なんかも作ってたりしてます。 http://startup-technology.com