書類選考が通るポートフォリオの見せ方

RUNTEQ

駆け出しエンジニアブームですよね。最近はWantedlyでエンジニア職種じゃない募集にも駆け出しエンジニアの応募があるくらい、応募の乱れ打ちを行ってる方が多いです。マナーが悪いなと思いながらも、そもそもの原因として書類選考に引っかからないレベルの応募が多いところに原因があると思うので、今回は書類選考で引っかかるポートフォリオの見せ方についてまとめていきたいと思います。

全体の指針

まず書類選考で引っかかるようにするには採用担当の方に興味を持ってもらい、実際にポートフォリオを触ってもらうところまで進む必要があります。その上で面白いと思ってもらう必要があるので、今回は広告に例えて、インプレッション(表示)、クリック(ポートフォリオのリンククリック)、コンバージョン(ポートフォリオを使って面白いと思ってもらう)をゴールとして、こうやったら興味を持ってもらえるかなという方法を考えてみたいと思います。

インプレッション

Wantedlyでだいたい最初に目に入るのが、写真、カバー写真、自己紹介辺りです。ポートフォリオやgithubのリンクはほとんどが下の方にあると思うのですが、同じような応募が多いので、採用担当者は最後まで読まずに離脱してしまう可能性が高いです。そこで途中離脱を防ぐために、ファーストインプレッションに入る情報に興味を持ってもらえる情報を詰め込むことで、興味を持ってもらえるような施策を考えてみたいと思います。以下施策例です。

  • 個人のカバー写真はだいたいクソつまらないので、カバー写真にポートフォリオのイメージ画像を入れる
  • 自己紹介と同じ文脈でポートフォリオの話を入れていく(サービス内容と原体験がリンクしてるといいですね)
  • 「ポートフォリオあります」ではなく「こういったサービスを運営しています」と作ったことではなくサービス運営していることを強調
  • トラクションが出ていて、実績としてユーザ数やPV、UUなどが出せると理想ですね。

クリック

目に留まったら実際サービスを見るところまでいってもらう必要があります。この目に留まった瞬間でサービスの面白さを理解してもらう必要があるので、サービス内容が理解出来て、面白さを理解してもらうための一言が必要となります。またサービス名でサービス内容が想像出来ると理想的ですね。

「〇〇のサービス△△を運営しています!」

コンバージョン

サービスのトップページまで来てもらったら、後は使ってもらって楽しんでもらう必要があります。

面白いと思ってもらう企画の作り方については以前私が登壇したスライドがあるので、こちらを参考にしてみてください。笑える企画のほうが目に留まる率がかなり上がるので、おすすめです。

面白い企画が出来て、実装まで終わったとしても、トップページでどういった体験が出来るのか、どういった世界観で面白くなっているのかが分からないとそこで離脱してしまうので、使ってもらうための施策例をこちらも考えてみます。

  • トップページを友達に見てもらって、何が出来るサービスかを説明してもらい、実際の体験と認識がずれないか確認する(これを違う友達にやっていって何回も繰り返す)
  • 複雑な会員登録はさせず、ソーシャルログインで簡単に登録してはじめられるようにする(使い出すまでの導線をなるべく短く)

まとめ

このような形で見せる相手の気持ちを考えて、オリジナルの見せ方を考えていきましょう。スクールで教えられた書き方はそのスクール内でパターン化されてしまっているので、採用担当者は同じようなものを目にするので見なくなるというのは理解できますよね。書類に限らず未経験からの就職は競争が激化しており、数打てば当たるという定説すらあっという間に崩壊しています。現在未経験の就活において勝ちパターンというものは存在しない為、もっと根本の自分を売り込むマーケティングという観点で書類やポートフォリオ、面接にのぞみましょう。

ではみなさん頑張ってください。

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