ちょっと前にバズってた「SI⇒Web転向に失敗するエンジニアに共通した【たった1つの特徴】」など、SIerやSIerエンジニア否定みたいなエントリーをよく見かけるなと。
私はDisる気もないし、私も一応SIerからWebへの転向というか、気づいたらWebにいた口なんですが、とあるwebの会社で採用をやっていて、SIerの人たちの履歴書をたくさん見たり、面接もかなり繰り返してきて感じたのが、
「文化が違う」
ということかなと。SIer、特にSES経験が多い方だと色々な会社さんに面接にいってパターン化されてると思いますし、転職時にも人材会社からアドバイスを受けた結果、みなさんの現在のアピール方法になっていると思いますが、それ自体がWeb業界だとアンチパターンなんじゃないかなと思いました。
そこでこういったアピールをしてくる人は採用しづらいよっていう5つのパターンをあげてみたいと思います。Web業界に転向したい人でなかなか決まらない方はぜひ参考にしてみてください
1. コミュニケーションには自信があります
これ、SIerの頃から不思議だったんですが、何をアピールしたいんですかね・・・そもそも一緒にやるディレクターやデザイナーは社内の人だったりするので、普通にコミュニケーション取れるよねって話なので、わざわざアピールしないほうがいいですね。
2. これから頑張って勉強したいです
「じゃあ今やろうよ」っていつも思うんですよね。web業界では新しい技術のキャッチアップや感度が非常に大事なので、本当にそう思ってるなら今すぐやりましょう
3. 2004年に関わったプロジェクトでは・・
これ、個人的な話かもしれませんが、10年前のプロジェクトの話されても聞こうと思えないです。たまたま自分がやってた技術でノスタルジー的な雑談ならするかもですが、基本的には聞いてないですね。確認したいのはここ2〜3年でやってるものくらいですかね。「基本設計と詳細設計を担当しました」みたいのも個人的にはいらないかなと。Web系だとそこまでの設計力がなくても出来ますし、出来て当たり前だと思うんですよね。
4. マネジメントが得意です
Webの求人でエンジニア募集のほとんどで求められてるのはプログラミングスキルだと思うんですよ。なので、プログラムがちゃんと書ける上で「マネジメントも出来ます」ならいいんですが、マネジメントだけ押されても採用しようと思えないのが正直なところです。
5. 使用可能フレームワークはStrutsです
これですよね。「いつの時代だよ!」ってなりますよね。もし仕事上ずっとこれをやらないといけない状況が続いているのであれば、プライベートで今流行ってる言語やフレームワークを使って何か作ってみましょう。プライベートでやってることが評価されることもWeb業界では普通にあり得る話です。
いかがですかね?面接を担当していた方が見たら割とあるあるなんじゃないでしょうか。
もしWebへ転向したいということであれば、技術系の勉強会や懇親会でWeb系の人の話を色々聞くと、感覚の違いみたいなものも見えてくるんじゃないでしょうかね。
これが正解というわけでもないですが、あくまで参考になればと。ではまた。
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