【起業家必見!】エンジニア採用から考えるスタートアップの技術選定

エンジニア

co-edoブログ朝会を寝坊して、電車で書いてます。。

クラウドソーシングのイベントなんかでよく「空いた時間で好きな時間だけ出来るRuby On Railsを使用した開発」を話していたせいか、この前イベントでお会いした方から「Rubyお得意なんですよね?」と言われました。

正直言うとRubyやRoRはフリーランスになるまでは、ほとんど触ってなかったですし、RubyKaigi含めてRubyのイベントにも行ったことないです。また、個人として好きな言語はperlですし、シャチクのミカタを含む個人プロジェクトは全てperl + Dancerで書いてます。じゃあなんでRubyOnRails使ってるの?と疑問に思われると思います。理由は簡単で

採用しやすいから

スタートアップ界隈にいると、いつも一番問題になっているのがエンジニア不足です。スタートアップのCEOやCTOは割といつもエンジニアの採用に奔走しています。また、社員採用のみならずフリーランスの方でも、対応出来る方を探しています。(スタートアップに限った話しじゃないかも知れないですが)

そんな状況を知っていたので、フリーランスの頃などにサービスの立ち上げから手伝う時は必ずRubyOnRailsでやるようにしていました。ちなみにポケットコンシェルジュは最初Symfony2だったんですが、あえてRubyOnRailsにリプレースしたので、一旦手戻りするようなものだったんですが、それでも実行しました。

RubyOnRailsは採用しやすいの?

RubyOnRailsが採用しやすいかの前に、そもそもどうやってRubyOnRailsの選定に至ったかをまずご説明します。

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新しいサービスに着手する場合、開発においてまず決めなければいけないのが言語というかフレームワークです。ここを選ぶ最初の条件は「フルスタックフレームワーク」。これだけです。なぜフルスタックフレームワークかというと、エンジニアのスキルに依存しづらく、余計な設計をしなくていいので、特殊な技術や要件として特別なものがなければ、選択しない理由はないと思います。その上でどのフレームワークを利用するかというところで、出てくる基準が

採用

です。いやいや、スケーラビリティがとか、実行速度がとか、経験がとか、社内のエンジニアや外注の方に色々言われると思いますが、ここは採用から考えたほうが絶対いいです。理由は、こんなこと言っちゃうとエンジニアに嫌われちゃいそうですが、全て後からどうにか出来ちゃうからです。むしろスタートアップの場合、最初の開発、最初のグロースが肝心で、そのためにはエンジニアを採用したり、外注したりする必要が出てきます。そこで重要になってくるのが、どの技術が使われているかなんです。もし誰も使っていないような技術だった場合、社員の応募もない、外注も受けてくれない状態になってしまいますし、実際それで、プロジェクトが立ち行かなくなったというお話もお聞きしたことがあります。

どのフレームワークが採用しやすいか?

採用しやすいフレームワークってなんだと思いますか?答えは簡単で、使ってる人が多いかどうかです。以前の職場ではperl + Catalystを使っていて、個人的には好きだったんですが、経験者がほとんどいなくて、採用には本当に苦労しました。大手であれば人材会社などのリーチを増やして探していけば見つかるとは思うんですが、スタートアップの場合、採用コストもほとんどかけられないので、それで皆さん苦労されてますよね。ですので、リーチを増やすのではなく、対象を広げることがポイントになるかと思います。

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本当にRubyOnRailsを使ってる人が多いの?という疑問もあると思います。私が選定した時は、今までの自分の経験や感覚などで、そうじゃないかと思っていたところもあり若干怪しいですが、今回調査する方法を思いついたので、それで調べてみます。調査方法は、

クラウドワークスで各スキルの人数を調べる!

本当いつもお世話になってます。クラウドワークスさんではエンジニアやデザイナーをスキルで探せて、人数もわかるので、各フルスタックフレームワークのスキルを登録している人が多いものほど、採用しやすいと言えるんじゃないでしょうか!!

では実際に調べてみましょう!

Django・・・77名

Symfony・・・85名

CakePHP・・・522名

Zend Framework・・・113名

Ruby On Rails・・・578名

(2014年4月15日現在)

ほら!ほら!ほら!

合ってましたねー。実際PHP系のフレームワークが多いかと思いましたが、Ruby On Railsが一番登録が多かったです。つまり

Ruby On Railsが一番採用しやすい

という結論です。

若干話は逸れましたが、起業してサービスを立ち上げる際には、非エンジニアだったとしても技術選定には口を出してください。ここで選択をミスると本当に事業が停滞してしまうことがあります。特に外注の言われるがままに、独自フレームワークなどの技術を導入してしまうのは、愚の骨頂です。もう取り返しがつかなくなります。もし外注に頼むのであれば、必ずフレームワークを指定するかフレームワークから外注を探すところからはじめてみてください。

ちなみに上記で述べたことはまだ一部で、もうちょっと言いたいこともあるんですが、続きは以下のイベントで!

「nanapi、ポケットコンシェルジュのCTOが語るエンジニア採用の勘所 by Co-Edo 有言Labo Beer Bash」

お待ちしてまーす。イベントでお会いしましょう!ではでは。

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